催眠とは?
催眠には二種類のイメージがあります。
ステージ等の見世物の催眠術と、催眠療法です。
どちらも人の為になる技術ですが、ごっちゃにしちゃだめですよ?
頭が混乱しちゃいますから。
まずステージ催眠から。
これ、うそだと思っている人も、中にはいらっしゃるでしょう?
別にうそじゃあないんですよ?
催眠には人によりかかりやすさ(被暗示性)という物が存在します。
そして想像力が高い人は、被暗示性が高い事が多いです。
つまり、催眠はおバカしかかからないと思ってらっしゃった方、大間違いです。
どちらかと言うと、頭のいい方がかかりやすいですよ。
(イメージ力が高い人はおバカだと仮定するなら、上記はひっくりかえりますが)
どこかの催眠ショーに彼女を連れて行って、かかっちゃった彼女をいじめていた方、
あとで謝っとかないといけません。
で、被暗示性が低い方も中にはいらっしゃいます。
それには色々な原因があって、「イメージ力が低いから被暗示性が低い」のだとか、
「催眠にかからない=おバカ」だとか、
たしかに論理を反転させたらそのように見えない事も無いですが、そうではないです。
人間はバランスの上に成り立っています。
超イメージ力があってもかかりたくないという気持ちが邪魔をする事もあります。
その日の体調も実は左右しますし、イメージ力が高いの下は、やや高いです。
いきなり皆無という奈落ではありません。
他の要素も絡んでますので、
逆に催眠にかかれる人はスーパーマンなんだとか、うらやましがらないように。
かかった、かからなかった、は結果でしかないので、その原因の内訳は調べてみないと謎のままです。
さぁ、そしてかかれない方は、ショーに行って、
「うおっ、あれってうそじゃ〜ん!」って叫ぶ事になります。
で、おとなりの彼女は実際にかかれる人なので、
「うそじゃないよ〜っ!」って反論する事になります。
ショー催眠で何が面白いかって、この会話が一番おもしろいのですが、(笑
お互い感覚を理解できないので、
メビウスの輪のように「ウソだ」「ホントだ」が続きます。
こうなったら最後、
「催眠は想像力がないとかかりにくいんですよ」なんて、口が裂けても言えません!(笑
だからとっとと先に言っといた方がいいです。ハイ…
というわけで、催眠ショーの場合は、
かかりやすい人だけをステージにあげるのです。
だってそうしないと、面白くナイジャン!(w
唯一操作をやっているとするならば、それだけです。
だからステージの下から見ているとかなり異質でみょうちきりんで、
すでに理解できない幻覚バリバリの世界ですが、
やらせをやってるわけじゃないです。
テストで100点ばかりとるような秀才ばかりをステージに上げて、
暗算力を見せているような物ですね?
ただ、絶対にやらせは無いのかと言われればそうでもないと思います。
TVなどでどうしてもプロデューサーが映したい、
「売込み中のアイドル」が居たとします。
催眠番組で、彼女が催眠にかからない人だったら、
貴方がプロデューサーだったら、どうしますか?
ど〜しても映したいなら、
かかったフリをしてもらうしかないですよね、本人公認で。
が、その前にTVのプロデューサーさんとかは、
「え、催眠って全部やらせなんでしょ?
歌って踊るフリをしてもらうっていうファンタジー番組なんじゃないの?」
とか、本気で質問される事があります。(…頭いたい(−−;…)
いや、ちょっとちょっと、
だったら、『催眠療法なんて、この世に存在しませんガナ…』とか、
反論したくなりますが(苦笑
でも、やっぱり僕らの目から見たら、
やらせの人は、
この人はフリだけしているな、とかわかっちゃうです(汗
そんなのTV見ててもおもしろくな〜い!
だから僕はショーの時には、
催眠専門の人が見ても楽しめるよう、ステージ作りをしているつもりです。
→催眠療法とは
→エッ、催眠ってキモチイイの!!?